甘くて美味しい干し柿には、健康や美容におすすめな栄養素がたっぷり含まれています。カロリーも程よくあるので、置き換えダイエットにも向いているんです。
ですが、実際に買おうと思うとなかなか高級品なので、干し柿を自宅で作っているという人も多いんですよ。
市販されている干し柿には、白い粉が綺麗についていて、高級感があり美味しそうにも見えますよね。
実は、この干し柿の白い粉の正体は”ブドウ糖などの糖分の結晶”です。どうりで甘くて美味しい訳ですね!
しかし、自宅で干し柿を作ろうと思った時にただ干しただけでは、あの白い粉がなかなか出せないとのことです。
そこで、ここでは干し柿の白い粉の出し方を紹介していきます。なかなか上手くいかない…という場合は以下の方法を試してみてください。
干し柿の白い粉の出し方!冷蔵庫で保存?
柿をたわしでこする
柿を干して3日目くらいから、こすれるくらい乾燥してきます。そうなったら、柿の表面をたわしで擦りましょう。そうすると傷がつきます。
その傷のついた柿の表面から密が出てきて、それが白い結晶となります。少し面倒ですが、完成するまでに何度か擦っておきましょう。
あまり深く傷つけすぎると、カビの原因になってしまいますのでそこだけ注意が必要です。
冷蔵する
柿の皮を剥いたら、1つずつ新聞紙でくるみ湿気を防ぎます。あとは、冷蔵庫に2週間ほど柿を保存すれば完成です。手間がいらない簡単な方法ですよね♪
干し柿できました✨10月30日から網戸にしたサンルームに干し、11月15日から2週間冷蔵庫の野菜室で寝かせたら粉がふいて、これをもって完成といたす。白い粉は糖が浮き出たものでカビではないよ😊 pic.twitter.com/KkMKU86l1q
— ねこ原ね子 (@nekoharaneko) November 28, 2019
これを試す際には、他の食品の匂いがうつらないように気をつけてください。
冷凍する
完成した干し柿を、1個ずつラップに包んでジッパーなどに入れて冷凍庫に入れましょう。
そうすることで、寒気にさらされるのと同じ状態になるので、1週間くらい入れておけば白い粉のついた干し柿ができます!
これらの方法で、白い粉がついた美味しい干し柿作りに挑戦してみましょう。
もし、これでも失敗する…という場合は、甘柿を使っていないか見てみましょう。白い粉を出したい場合は、渋柿がおすすめ!なぜなら糖度が高いからです。
なかなか一般のスーパーでは手に入りませんが、干し柿を作るなら渋柿が間違いなしです♪
そして、干し柿ができたら、常温では通常2〜3日が期限になります。冷蔵保存した場合は7日程度、冷凍でも1ヶ月くらいと以外と早めなんです!
冷凍した干し柿を解凍する場合は、常温解凍も良いですがおすすめは冷蔵庫♪白い粉も保ったまま美味しい状態で食べることができますよ。
まだまだ干し柿について詳しく見ていくので、最後まで読んで参考にしてくださいね!
干し柿とカビとの見分け方!
干し柿の白い粉が実はカビなのではないか?と心配になる人もいると思います。
そこで、干し柿とカビの見分け方を見ていきましょう。
見た目は、似ているようでよく見れば全然違うので分かりやすいんです。
干し柿に生えるカビは白色だけでなく、青やグレー、緑のような色をしているのですぐ気づくでしょう。
ちょっと悩むのは白色だった場合ですね。白い粉は細かくて小さい真っ白な粉でザラザラとしています。白いカビだと胞子がフワフワしていて、光を当てると透けて見えます。
青やグレーなどのカビなら、取り除けば食べれるとのことです。
白いカビの場合は、風味や味も落ちてる可能性が高いので、残念ですが処分した方が安全です。
そして、干し柿全体が黒っぽく変わった場合は、柿に含まれるタンニンによる変色なので心配いりません。
他にも、匂いが臭かったり糸を引いているなどの見分け方もあるので見ても分からない時は試してみてくださいね。
まとめ
ここまで、干し柿の白い粉の出し方やカビの見分け方について紹介してきました。
自宅で干し柿を作ろうという時は、たわしで擦ってから傷をつけたり、冷蔵庫や冷凍庫を上手く利用して白い粉を出してみましょう。
甘柿ではなく渋柿を作るのも大事なポイントなので良く覚えておきましょう♪
賞味期限は意外と長くないので、できるだけ長持ちさせたいのであれば冷凍庫に入れておくのをおすすめします。
干し柿の白い粉とカビは、よく見れば違いに気づけますが、もし分からなければ匂いを嗅いだり触ってみると良いでしょう。
ぜひ、栄養満点で甘くて美味しい干し柿を作ってみてくださいね!