皆さんは、もち麦と押し麦の違いは何かをご存知でしょうか?
実は、どちらも同じ『大麦』なんです。
えっ!同じならば、何が違うの?と思いますよね。同じ大麦なのですが、もち麦は「もち性」押し麦は「うるち性」といった違いがあるのです。
今回は、もち麦と押し麦の違いについてや栄養と糖質の比較、ダイエットにおすすめなのはどっちが良いの?
といった疑問についてお話ししていこうと思います^_^
もち麦と押し麦の違いは?栄養と糖質を比較!
どちらも同じ大麦ですが、もち麦と押し麦で大きく違う点は「食物繊維の量」なのです!
もち麦は白米の約22倍、押し麦は白米の16倍の食物繊維が入っていると言われています。
また食物繊維というと、便秘解消に効果があるとされていますよね!特に、女性や便秘気味の方には心強い食べ物です。
どちらも、白米に比べると食物繊維は多く含まれてはいますが…
もち麦の方が血中コレステロールの抑制や糖質の吸収をコントロールし便秘解消にもつながることから、栄養面でみると「もち麦」の方が良いと言われます♪
もち麦は、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で食感はモチモチとしているのが特徴的です。
ちなみにスーパー等でよく見かける、もち麦はだいたい1袋50g入っています。
気になるカロリーは約170キロカロリーで糖質は約33gです。
押し麦の栄養と糖質はというと…押し麦には水溶性の食物繊維やビタミン、ミネラルが多く栄養価がとても高いです!
カロリーについては、100gあたり約340kcalで糖質は約68.2gあります。
ところで押し麦って一体なんだろう?と思われている方もいるのではないでしょうか。
押し麦とは、大麦をつぶして平たくしたものなのです!
大麦のままの状態よりも、粘り気がでて消化も良くなるのと、硬すぎないので食べやすくなります。
押し麦はお菓子作りの食材としても美味しく食べられるのでオススメです♪
ダイエットにおすすめなのはどっち?
結論から言うと、ダイエットに向いているのは「もち麦」です。
なぜかというと、βグルカンが多いからです。
もち麦の場合、外皮が全て取り除かれているわけではないので外皮に含まれているβグルカンが多くなるのです。
βグルカンの特性として、時間をかけて消化していく為、脂質の吸収を抑えてくれる作用があります。
またコレステロール値を下げてくれたり、腸内環境を整えてくれる効果もあるそうですよ!
このβグルカンが優れていることが、押し麦よりも、もち麦がダイエットに向いている理由です!
もち麦と押し麦の美味しい炊き方を紹介
もち麦と押し麦の美味しい炊き方について紹介します。
炊き方の前に…
大麦は洗わずにそのまま使えます!
大麦の食物繊維は水溶性のため洗ってしまうとせっかくの食物繊維が水に溶けて流れてしまうので、洗わずにそのままが使用するのがオススメです。
もちろん、洗いたい方は洗っていただいても大丈夫です♪
押し麦の炊き方
ポイントは水の量です。押し麦を炊く時は白米の約2倍のお水を目安にすると良いと言われます。
ですが、白米との割合によっても違うので柔らかくなりすぎるのが苦手な方には水の量を調整するなどの注意が必要です。
ちなみに、押し麦はよく「麦とろご飯」にも使用されるメジャーな食材です。
もち麦の炊き方
軽くといだ後に炊飯器に水を入れて約1時間浸します。そのあとに炊き上げてください。
もち麦を購入された際の袋に分量が記載されている場合は袋に表示されている通りにお作りください♪
150gのもち麦に対して水300ccを使用します。お米に対しては1.2倍量(360cc)のお水を入れて炊いてください。
是非お好みのかたさで自分好みに調整されてみてくださいね♪
柔らかめがお好きな方は、少し水の分量を増やして炊いてみてくださいね。
まとめ
1.もち麦と押し麦は同じ大麦から出来ていますが、品種と加工が異なります。
もち麦→「もち性」の品種で粘り気が強く、大麦を蒸してから外皮を残して加工されています。
押し麦→「うるち性」の品種で粘り気が少なく、大麦を蒸してから外皮を除いてローラー等で潰し加工されています。 |
2.ダイエットに効果的なのは「もち麦」ですが、押し麦にも効果はあります。
3.お値段が安いのは「押し麦」です。
4.炊き方、味や食感などはほぼ同じです。(大麦は洗わずそのままが使うのが良い。水溶性のため栄養素が流れてしまうからです。)
もち麦も押し麦も白米と混ぜて食べるだけで、お手軽で簡単に健康的になれるのは魅力的ですよね♪
食物繊維不足の方や、特に便秘気味でお悩み中の方にうってつけな食材なのではないでしょうか^_^
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