最近ではスーパーなどでもよく見かける事が増えた小籠包や餃子。
小籠包といえば食べた時に中からスープがジュワッと溢れ出すのがたまらないですよね。
餃子については定番の味付けだけでなく、お好みのアレンジをして楽しめるのも良いですよね♪
そんな2つの料理ですが…
皆さんは、使用されている皮の違いについてご存知でしょうか?
どちらも同じなのでは?と疑問に感じたことはありませんか。
自宅で小籠包を手作りしようと思った時に餃子の皮で代用出来るのでは?と考える方は多いのではないでしょうか。
小籠包と餃子の違いは包み方です!
包む際に、最後に皮を中心に集めて包むので皮に厚みがあると、その分食感が重たい感じになってしまいます。
薄すぎても包んでいる時に破けてしまう恐れがあるので、皮の厚みが重要になってきます。
餃子の皮を代用して作る事も出来ますが、食感が異なるため小籠包用に生地を手作りされるのをオススメします!
小籠包と餃子の皮の材料を紹介
小籠包と餃子の皮の材料を紹介します。
小籠包の皮の材料
昔の小籠包の皮は小麦粉を発酵させた物を入れて作られていたそうです。
小籠包の皮は、マントウと呼ばれる肉まんの皮のようなもので中華風の蒸しパンがルーツだと言われています。
今では餃子の皮と同じように薄力粉、強力粉、サラダ油を使用して作られている事が多いです。
餃子の皮の材料
強力粉、薄力粉、塩、水または熱湯
餃子の皮は、弾力となるグルテンが多く入っている強力粉に、同じ量の薄力粉を混ぜる事で程よい弾力がある生地になりますよ!
小籠包の皮と餃子の皮のレシピと包み方を紹介
小籠包の皮と餃子の皮のレシピと包み方を紹介します。
小籠包のレシピ
皮:20個分の材料:強力粉120g、薄力粉24g、サラダ油2g、塩少々、お湯
具:豚ひき肉150g、長ネギ3本、生姜1かけ(みじん切り)、にんにく2かけ(みじん切り)、酒大さじ2/1、醤油大さじ2/1、オイスターソース小さじ1、胡椒少々、固形ゼラチン2枚、鶏ガラスープの素大さじ2/1、お湯100c
①ボウルに生地の材料を全て入れて軽く混ぜお湯70mlを数回に分けて入れます。
小麦粉に対してお湯の量は50%くらいで入れるのが良いですね。
②手でゆっくりと混ぜていきます。
③生地を混ぜ合わせて全体がまとまれば丸くします。
④まな板に打ち粉をしてから生地を乗せ、半分に折っては押す作業を生地がなめらかになるまで繰り返します。
⑤生地全体が滑らかになったら、湿らせた布巾で生地を包み1時間程、冷蔵庫で寝かせて下さい。
⑥具材を皮の真ん中にのせて下さい。
皮の端と端をつまんで中央によせてねじりとめて下さい。
⑦蒸気たっぷりの蒸し器で蒸すして出来上がりです。
冷蔵庫で寝かせる事により、小籠包が持つモチモチとした食感を味わう事ができますよ♪
小籠包の包み方のポイント!
●皮は出来るだけ薄くする
●具材を入れすぎない
餡を入れ過ぎてしまうとスープが流れ出てしまうおそれがあるので気をつけて下さいね。
食べる時は黒酢などにつけて食べると美味く頂くことができます。
餃子のレシピ
36個分の材料:強力粉110g、薄力粉140g、塩小さじ1/2、お湯170ml、片栗粉(適量)水(適量)、お好みの餡 適量
①ボウルに強力粉、薄力粉、塩を入れて混ぜ合わせます。
②お湯を全体に回し入れ混ぜていきます。そぼろ状になったら、まとめながら5分くらい捏ねていきます。
③生地に弾力があり、まとまれば丸く形を整えてラップで包んで下さい。
常温で約15分置きます。
④寝かした生地を3等分にし、それぞれを棒状にした後に12等分にします。
⑤片栗粉を全面につけて、丸く押しつぶすように伸ばしていきます。
だいたい直径10㎝くらいになるように麺棒で薄く伸ばします。
⑥出来た皮に水を付けながら、餡を包んで加熱すれば完成です♪
小籠包の皮と餃子の皮は冷凍出来る?
小籠包の皮と餃子の皮は冷凍保存ができます。
小籠包を冷凍する場合
しっかりと粗熱をとってから、皮の乾燥を防ぐ為に保存容器に入れるかラップで包んで空気に触れないよう密閉してから冷凍庫へ入れて下さい。
餃子を冷凍する場合
小籠包と同じように、皮は乾燥しやすい為、しっかりラップなどで包んでから冷凍しましょう。
皮を数枚ずつまとめてラップに包んでも、少量であれば皮同士がくっついていてもはがしやすいです。
ラップなどで包んでから、ジップロックなどの保存袋にまとめて入れます。
必ず空気抜きをしてから金属製バットに乗せて冷凍すると良いです。
解凍する場合
前日のうちに冷蔵庫へ入れておけば自然解凍できます。
注意が必要なのは、電子レンジで解凍はしない事です。
餃子の皮の必要な水分まで抜けてしまうのと、せっかくの風味が損なわれてしまうので気をつけて下さいね。
まとめ
小籠包と餃子は材料が似ているものの包み方が違います。
小籠包は、昔は肉まんのように小麦粉を発酵させたのを入れて作られていたようですが…
今は餃子の皮のように薄力粉や強力粉、サラダ油などを使用して作られる事が多くなっています。
小籠包の起源は1871年上海が発祥地で上海名物の1つでもあります。
餃子の本場は北京や大連などの中国の東北地方。
蒸し餃子は、香港や広東省が本場と言われています。
同じ餃子でも、地域によって違うのも面白いものですね。